クロムハーツ職人が手作りした指輪には唯一無比の存在感がある

90年代に巻き怒ったブーム

90年代にシルバーアクセサリーブームが巻き起こり、右を見ても左を見てもシルバーアクセサリーを身に着けている人だらけでした。

昭和時代のアクセサリーは、どちらかというと女性向けデザインがメインでした。

男性でも昔から身につけていた人はいらっしゃいましたが、極少数です。

アクセサリーでオシャレするのは大人の女性のみで、他は蚊帳の外に追いやられていたのです。

常識を変えたクロムハーツ

そこで登場したのが、シルバーアクセサリーです。

今まで見たことがないクールなデザインに、老若男女問わず誰しもが夢中になりました。

ブームを引き起こしたブランドこそが、クロムハーツです。

クロムハーツは、これまでの「オシャレの常識」を根底から覆したと言っても過言ではありません。

しかしシルバーアクセサリーブームが起きたのは、平成時代の話です。

ブームは一時的な物で既に過去のものになっていると思うでしょうが、クロムハーツに限っては、ブーム継続中です。

唯一無比の存在感

20年もブームが続いている理由こそが、「唯一無比の存在感」でしょう。

例えばリングの場合、クロムハーツが登場する前はどのリングも似たようなデザインでした。

それこそ本当に「女性のためだけにあるリング」であり、男性が身につけると「女々しい奴」と蔑まれていたのです。

今でこそ男性がリングを身につけるのは珍しくなくなりましたが、門戸を開けたブランドこそが、クロムハーツです。

もし20年前にクロムハーツが流行らなかったら、ファッションの形は今とは全く違うものになっていたかもしれません。

希少性の高さ

クロムハーツの唯一の弱点としては、値段が高いことでしょう。

取り扱っている店は数少なく、入手が難しいのも考えものです。

日本では一応専門店はあるものの、一部の都市のみで地方都市には存在していません。

最近はネット通販で入手しやすくなったものの、「誰でも簡単に買えるアイテム」という訳ではありません。

ただ希少性の高さも、クロムハーツの存在感を却って高める結果となりました。